スコアの仕組み

「踏み上げ警戒スコア」は、東京証券取引所(東証)が銘柄ごとに公表する空売り残高報告データと、 日本証券金融株式会社(日証金)が公表する貸借取引データをもとに、 その銘柄で「踏み上げ(ショートスクイーズ)」が起こりやすい状況になっているかどうかを 0〜100の数値で機械的に評価したものです。

踏み上げとは、空売りをしている投資家が株価上昇を受けて損失を限定するために 買い戻し(ショートカバー)を行い、その買い戻しがさらなる株価上昇を招き、 次の買い戻しを誘発する、という連鎖が起きる現象です。空売り残高が積み上がっているほど、 また株価が上昇しているのに残高が減っていないほど、この連鎖が起きやすくなる傾向があります。 スコアは、そうした兆候をデータから早期に読み取るための参考指標として設計しています。 踏み上げの仕組みや起きやすい銘柄の特徴は 踏み上げ(ショートスクイーズ)とは 、元になる空売りデータの読み方は 空売り残高情報の見方と調べ方 で解説しています。

スコアは以下5つの指標をそれぞれ点数化し、加重合計して算出しています。 各銘柄の詳細ページでは、この内訳を棒グラフで確認できます。

1. 残高増減トレンド

直近の空売り残高(信用売り・貸借取引残高)の増減の傾きを評価します。 残高が急速に積み上がっている銘柄ほどスコアが高くなります。

2. 残高絶対水準

発行済株式数に対する空売り残高の比率そのものの高さを評価します。 浮動株が少ない銘柄では、比率が高いほど買い戻し時の株価インパクトが大きくなりやすい傾向があります。

3. 買い戻し日数

空売り残高の株数が、直近20日間の平均出来高の何日分にあたるかを評価します(英語ではDays to Cover)。 日数が長いほど、売り方が一斉に買い戻そうとしたときに売り手が見つかりにくく、株価を押し上げやすくなります。 2日分以下で0点、12日分以上で満点です。空売り残高の株数は、空売り残高報告に記載された 空売り残高数量を、報告者ごとの直近の値で合計して求めています。

4. 株価との乖離

株価が上昇しているにもかかわらず空売り残高が減っていない、といった 「残高増加と株価動向のギャップ」を評価します。この乖離が大きいほど、 将来的な買い戻し圧力が潜在的に蓄積している可能性を示唆します。

5. 出来高異常

直近の出来高を過去20日平均と比較し、異常な売買増加が起きていないかを評価します。 出来高の急増は、踏み上げの初動シグナルとなることがあります。

  • 東京証券取引所が公表する「空売り残高割合(残高報告)」「注意喚起銘柄」等の公開情報
  • 日本証券金融株式会社が公表する「品貸料率」「貸借取引残高」等の公開情報
  • 株価・出来高・財務指標(Yahoo!ファイナンス等の公開情報)

これらのデータは、毎営業日夕方に自動処理システムが取得し、スコアの再計算・ 各ページの再生成を行っています。データ元の公表タイミングにより、 当日または翌営業日の反映となる場合があります。

各銘柄ページに表示される「スコア解説」の文章は、上記5指標それぞれの評価段階(水準)に応じて、 あらかじめ用意した定型フレーズをルールベースで組み合わせて自動生成しています。 銘柄ごとの個別取材や人手による分析コメントではなく、指標の数値状態を機械的に文章化したものである ことを、透明性のためここに明記します。数値の背景や妥当性については、必ず本ページで説明する 指標の定義と合わせてご確認ください。

踏み上げ警戒スコアは、あくまで公開データから読み取れる「踏み上げが起こりやすい状況かどうか」 の目安であり、将来の株価動向を予測・保証するものではありません。 スコアが高い銘柄でも実際には株価が動かないことは珍しくなく、逆にスコアが低い銘柄が 急騰することもあります。投資判断は、必ずご自身の調査と判断に基づいて行ってください。 詳しくは プライバシーポリシー/免責事項 、用語の意味については 用語集 もあわせてご確認ください。